【素晴らしかった】「君の名は。」新海誠さん著『言の葉の庭』
いろんな場所でおすすめに上がっていた、
新海誠さん著の『言の葉の庭』が素晴らしかった。
『君の名は。』『天気の子』などの他の作品も、
絶対に小説で読もう。と思いました。
片想い
小説にずっと、片想いをしている。
著者のあとがきにそう書いてありました。
『言の葉の庭』の最後にそれを読んで、
なんだかすとんと腑に落ちました。
小説の中のみずみずしい描写。
登場人物の切ない感情。
どれをとっても胸が締め付けられるような本で、
綺麗でせつない。そんな印象。
新海さんが大切に心をこめて小説を書いているのが、
本当に伝わってくるようで。
好きだったフレーズ
いつもならば眠りに導いてくれるその音が今日はやけに耳に障る。
思考は一向にまとまらず、言葉の断片だけが嫌な熱を持ってぐるぐると頭の中を回っている。
西の空は光に透かしたサーモンの切り身みたいに透明なオレンジで、太陽から離れるにしたがってそらはぶどう色になる。
他にも綺麗で美しい描写がたくさん、そして詳細。
本当に満足できる読書体験です。
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今回すっかり新海誠さんのファンになったので
『君の名は。』『天気の子』など
他の作品もぜひ小説で読んでみたいと思います。